日本に昔からよくハンドバッグ作りに使われてきた人気のある爬虫類皮革のひとつはトカゲ革であります。トカゲ革の人気の秘密は独自のウロコと種類に よって模様が違うことです。生息地は主にタイ、カンボジア、インドネシア、アフリカ等です。一番使用されているサイズは幅(革の真ん中)の18cmから 28cmぐらいの革です(縦30cmぐらい)。大きい革もありますが数少ないです。1枚はサイズと傷の程度によって¥2,000から¥10,000までの 物があります。
トカゲ皮の場合はBELLY CUT/FRONT CUTとBACK CUTの呼び方があります。ベリーカットはトカゲの腹部を割り背部のウロコをいかしたタイプです。反対にバックカットは背部を割り腹部のウロコをいかしたタイプです。
革の仕上げ方はマット仕上げ(ソフト感で光沢はたさない)とグレージング仕上げ(ハード感で光沢をだす)があります。必要があればなめしのやり方によって革の模様消すこともできます.
現在世界中にいろいろな種類のトカゲが生息していますがポピュラーな皮革として取引が行われているのは次の種類のト
カゲです。
リングマークトカゲ(学名:Varanus salvator)
トカゲ類の中で一番人気があるトカゲはリングマークトカゲです。背部に輪のように見えるウロコがあってリングトカゲと呼ばれます。
テジュ(学名:Tupinambis teguixin)
腹部のウロコが長方形でワイルド感はあってとってもエキゾチックです。生息地は南アフリカです。使用されているほとんどはバックカットタイプです。テジュ 革の幅20cmから25cm(革の一番広いところ)と縦30cmから40cm(頭から尻尾まで)ぐらいあります。
ジヤクルシー(学名:Dracaena guianensis)
ジヤクルシートカゲの特徴は 全身に円形のウロコがあることです。すこしワニのウロコに似ているところがあってワニトカゲとも呼ばれ ます。生息地は主にガイアナとブラジルです。現在ワシントン条約によって輸入が禁止されていますが、禁止前の革がまだすこし日本にあります。とっても貴重 な革で値段が高いです。革のサイズが幅20cmから24cmぐらい(革の一番広い所)と縦30cmから40cm(頭から尻尾まで)ぐらいです。